吉田 翔(よしだしょう)
1984年愛知県生まれ、京都府在住。2008年大阪成蹊大学芸術学部美術学科絵画表現領域日本画工房研究課程修了。
画家。グラフィックデザイナー。大阪成蹊大学芸術学部美術学科非常勤講師。
2004年に大阪成蹊大学芸術学部学内ギャラリー・スペースBで開催されたグループ展「B-port -余白の地 - 」より本格的に作家活動を開始する。個展開催、グループ展参加など、国内外で精力的に活動を続けている。
2008年には新宿高島屋にて個展「Night Trace - 夜の跡 -」、Harbour City (香港)にて個展「Distant Promice - 遠い約束 -」(Produced by Art Statements Gallery )を開催。
このBLOGについて
このブログでは吉田翔の近況報告は勿論、おすすめの展覧会情報や展覧会レビュー、気になる書籍や雑誌、映画、CDの紹介など、クリエイティブに関する情報を無差別にサクサク紹介して行きます。
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【ヘルベチカ - 世界を魅了する書体 -】
1957年、スイスの小さな工房で“スイス書体”を意味する「ヘルベチカ」というひとつの活字が生まれた。
それから50年、ヘルベチカは誰にとっても身近なものになった。
ヘルベチカは、地下鉄で行くべきホームを案内し、朝刊の広告の中で投資を売り込み、休日の旅行に誘っている。
テレビで最新ニュースを届け、職場のドアは「押す」のか「引く」のかを知らせている・・・。
何百万もの人々が毎日ヘルベチカを目にし、使用しているのは「なぜ」なのか?
そして、それが広く普及したことによる影響は?
我々は、日々の生活の中で、書体とどのように接しているのか?
テクノロジーは書体やグラフィックデザインに影響を与えるのだろうか?
そして、我々は書体をどのように消費しているのだろうか?
グラフィックデザインと書体についての優れたドキュメンタリーフィルムが誕生した!
監督・製作:ゲイリー・ハストウィット
撮影:ルーク・ガイスビューラー
編集:シェルビー・シーゲル
【AVANT GRADE CHINA 20】
中国現代美術は、長きにわたった文化大革命が終了し、それまでの文化的鎖国状態から、海外の新しい美術の動向が少しずつもたらされるようになった1979年、北京のグループ星星画会の作家たちが、表現の自由を求め、声を上げたことに始まるとされています。
その後、中国現代美術は、1989年の天安門事件など政治的な状況の変化や、市場経済体制への移行による著しい経済発展を、きわめて直接的に反映しつつ展開してきました。
今回、本展を「アヴァンギャルド・チャイナ」と題したのは、欧米や日本ではすでに死語になった感のある「前衛(アヴァンギャルド)」が、中国においては実に積極的な意味を帯びてきたからです。
文化大革命終了後、改革開放政策の流れの中で、中国の作家たちは、デュシャンやラウシェンバーグ、さらには当時最先端だったジェフ・クーンズまで、20世紀の近現代美術を一気呵成に受容しながら、極めて短期間の内に独自の表現を切り開いてきました。
中国の現代美術が過激な実験性と批評性をまといつつ、他の国に類例のない特殊な展開を示してきたのは、こうした背景によるものです。
本展では、中国現代美術の独自性が芽生え始めた1980年代中ごろを出発点に、八五美術運動と総称される先鋭なグループの活動、
資本主義を揶揄的に扱う「ポリティカル・ポップ」や民主化運動の敗北と挫折を味わった世代による「シニカル・リアリズム」を経て現在にいたる約20年の軌跡を、各時期を代表する作家たちの作品によりご紹介します。
日本においてこのように系統的に中国現代美術の流れをご紹介するのは本展が初めてであり、今日世界的に注目を集めている中国現代美術の歴史を知り、理解を深めていただくうえで、またとない機会になることと存じます。
会場:国立国際美術館
会期:2008年12月09日〜2009年03月22日
【チャロー・インディア】
“チャロー”はヒンディー語で“行こう”を表す言葉です。チャロー!インディア(行こうよ!インドへ)を合言葉に、あなたもインド現代美術の新たな創造性と活力に出会う旅へ出かけてみませんか。
本展は、インド各地を拠点に活躍する27組のアーティストによる絵画、彫刻、写真、インスタレーションなどさまざまな作品を通して、国際的に大きな注目を集めるインド現代美術の「今」の姿を浮き彫りにする展覧会です。
アジアの大国インドは1947年の独立の後、欧米から移入された近代的な美術と独自の文化に基づいた表現の探求が続けられてきました。
この60年間で、徐々に政治的・社会的な批判を体現した新しいタイプの作品も生まれてくるようになり、90年代以降は急速な経済発展とグローバル化、さらには都市化や変容する現代のライフスタイルを反映した作品が登場し始めました。
現在では、美術の市場拡大もあいまって、活発なアートシーンがインドの国内外に展開されています。
「チャロー!インディア」展では建築家や知識人を巻き込んだ社会学的なプロジェクトや、IT大国ならではの先端技術を駆使した体験型作品など、100点以上の作品が登場します。
悠久の歴史や神々と信仰、歌って踊るボリウッド映画、目覚めた経済大国といった言葉では語り尽くせないインドの魅力。本展では、インド現代社会が抱えるさまざまな矛盾、彼らの抱く夢や希望、未来へ向かうエネルギーと向き合い、その実像と新たな魅力に迫ります。
会場:森美術館
会期:2008年11月22日〜2009年03月15日
【森山大道 ミゲル・リオ=ブランコ 写真展 ─ 共鳴する静かな眼差し】
東京都現代美術館では、ブラジルへの移民100周年を記念する「日本ブラジル交流年」関連事業の一環として、写真というメディアでブラジルと日本との交流を試みます。
森山大道と、マグナムに所属しブラジルを拠点に活動するミゲル・リオ=ブランコの二人の作品による写真展を開催いたします。二人の写真は、都市やそこで生活する人々をカメラで捉えるという共通点を持ちつつ、それぞれが独自の世界観を持っています。
この写真展のために、森山大道はサンパウロを撮影し、ミゲル・リオ=ブランコは東京を撮影しました。展覧会では二人の文化と視点が交差し、これまでにない日本、ブラジルの像が現れます。
そこには、普段ならば見過ごしてしまう日常の断片を、意味のある光景へと変え、現代におけるリアリティが問いかけられています。
会場:東京都現代美術館
会期:2008年10月22日〜2009年01月12日
【生活と芸術——アーツ&クラフツ展 ウィリアム・モリスから民芸まで】
「アーツ&クラフツ展」へようこそ。19世紀後半にイギリスで興ったデザイン運動「アーツ&クラフツ」の広がりを、ウィリアム・モリスを中心とするイギリス、ウィーン工房がひときわ輝いたヨーロッパ、そして民芸運動が花開いた日本での美しい作品からたどります。装飾芸術の殿堂、ロンドンのヴィクトリア&アルバート美術館(V&A)との共同企画で、V&Aと国内の美術館などから、家具、テーブルウェア、ファブリック、服飾、書籍やグラフィック・デザインなど約280点を一堂に出品します。必見は、柳宗悦らが昭和初期に建てた「三国荘(みくにそう)」の再現展示です。柳の収集品や若き濱田庄司、河井寬次郎、黒田辰秋らの作品で飾られた室内には、民芸の原点を見ることができます。
手仕事の良さを見直し、自然や伝統から美を再発見し、シンプルなライフスタイルを提案する。アーツ&クラフツが生み出した精神は、現代の生活に影響を与えながら、今なお遠い理想のようにも映ります。モリスや仲間たちが作り出した家具や壁紙、当時の最先端都市ウィーンの前衛的な家具やグラフィック、「用の美」を見いだした民芸の美意識を味わいながら、生活のなかの芸術について思いをはせる機会となるでしょう。
会場:京都国立近代美術館
会期:2008年09月13日〜11月09日
【吉岡徳仁ディレクション「セカンド・ネイチャー」展】
記憶から生み出される第2の自然、デザインの未来を考える。
本展では、人の想像をはるかに超え、不思議な強さを秘めた自然そのものに改めて目を向けながら、デザインの未来を考えます。ディレクターを務めるデザイナー吉岡徳仁は、これまで、テクノロジーの可能性を踏まえながらも、自身のデザイン表現において自然界に存在するさまざまな原理を取り入れる試みを行ってきました。それらは、単に視覚的に自然を彷彿とさせたり、原理の表層を模倣したりするというものではなく、テクノロジーや自らのアイデアを糧に、新たな自然のかたち、すなわち”第2の自然”をつくり出す行為とも言えます。
本展では、こうした考え方のもと、吉岡徳仁を含めた国内外8組のクリエイターの作品を展示するとともに、空間全体を包む雲のようなインスタレーションによる実験的な提案を行います。
会場:21_21 DESIGN SIGHT
会期:2008年10月17日〜2009年01月18日
【デザインカンファレンス:HIGH5 2】
HIGH5 2 はクリエイティブポータルサイト HITSPAPER がオーガナイズするデザインカンファレンスです。一線で活躍するクリエーターが一堂に会し、自身のクリエイティブフィロソフィーやアートワークのアウトプットフローをプレゼンテーションします。このイベントを通じて未来のクリエティブシーンが新たなパラダイムへシフトする光を見い出す契機になることを願います。
今回のHIGH5のテーマは”Black Box”です。私達の脳は絶えず情報をインプットし、アートワークとして、言語として、時には感情としてアウトプットし続けています。現在の経済社会では結果のみが重視され、そのプロセスが疎かにされがちだと感じずにいられません。長い歴史を紐解いてもその過程や、そしてバックグラウンドとしてのスタート地点が長いスキームでは欠かせません。Black Boxというテーマを掲げた理由は正にこのような眼に見えない大事なモノを紐解きたいという憶いがあります。このイベントを通じてそのプリミティブな要素を探求出来れば幸いです。
会場:横浜大さん橋ホール
会期:2008年11月24日
【不協和音-日本のアーティスト6人】
この展覧会は、戦後日本を代表する6人のアーティスト、オノ・ヨーコ、草間彌生、久保田成子、斉藤陽子、塩見允枝子、田中敦子たちの作品が示す、限りない芸術の探究とその革新性へとたどり着こうとするものです。彼女たちに共通する、伝統的な芸術のあり方や古典的な美の基準とはまったく対照的な制作態度は、同時代のアートシーンを目覚めさせ、若返らせるきっかけとなり、また、日本の現代美術が国際的な舞台へと羽ばたき、世界の注目を浴びる呼び水ともなったのです。
6人のアーティストたちが実践した、芸術というものを「生きること」に近づけようとする道筋は、生まれながらの歴史的、文化的な風土に浸りながらも、そこからは距離を置こうとする姿勢によって特徴づけられるでしょう。彼女たちは、日々の、そして積み重ねられた人生の中に、見失われていた現実を取り戻そうと活動してきたのです。この展覧会は、これら6人の主人公たちが示した、己の芸術的企図とアイデアを表出しようとする抑えきれない衝動を感じ取る場となるでしょう。
会場:豊田市美術館
会期:2008年09月30日〜12月25日
【巨匠ピカソ:愛と想像の奇跡】
生涯を通じて変貌を重ね続けたピカソの全体像に迫ります。初期の青の時代からバラ色の時代、そしてキュビスムを経て、新古典主義、さらにはシュルレアリスムと変化していく作風。パピエ・コレ、レリーフ絵画、構成的な彫刻やアサンブラージュなど、さまざまな素材と表現の可能性の追求。激動の時代であった20 世紀を生きた芸術家らしく、戦争や平和をめぐって、人間性や芸術の意味を求めて、ピカソの芸術は多様な展開を見せます。それとともに忘れることができないのは、画家の生涯を彩り、その芸術に霊感を与えた、愛する女性たちの存在でした。生きること、愛することと芸術の創造とが分かちがたく結びついた、巨匠ピカソの91年の生涯を、約170点の作品によってたどる大回顧展です。
本展は、パリ・ピカソ美術館の大改修に伴って可能になった世界巡回展の一環として、国立新美術館とサントリー美術館で同時開催します。
会場:国立新美術館
会期:2008年10月04日〜12月14日
【巨匠ピカソ:魂のポートレート】
フランス・パリのピカソ美術館の所蔵品が世界巡回を果たします。 東京では国立新美術館とサントリー美術館の2会場で同時開催となります。当館では、ピカソの自我の表れを示す約60点を展示いたします。
巨匠ピカソの内面を掘り下げるチャンスです。
会場:サントリー美術館
会期:2008年10月04日〜12月14日
【アネット・メサジェ:聖と俗の使者たち】
「アネット・メサジェ:聖と俗の使者たち」展は、フランスを代表する女性アーティスト、アネット・メサジェを紹介する日本初の大規模な個展です。
1970年代から絵、写真、記事、拾い集めたオブジェ、言葉、剥製、ぬいぐるみ、布、刺繍、糸、編み物など、日常のさまざまな素材を用いて、創作活動を行ってきたメサジェ。 彼女は聖と俗、ユーモアと恐怖、愛と悲しみ、女性と男性、動物と人間、子供と大人、生と死、表と裏など、人間の相反する複雑さを日常の視点から浮き彫りにします。 収集癖や身体への関心、ぬいぐるみや玩具との戯れ、言葉遊びなどから生まれる作品には、子供のような無邪気さと残酷さが共存し、私たちは、メサジェの紡ぎだす物語の世界からさまざまなメッセージを読み取ることができます。 人間の負の感覚にも正面から向き合いつつ、そこに小さなユーモアを潜ませる独特のエスプリは、世代を超えて多くの人びとの心を捉え、魅了します。
チャーミングで幻想的、そして時に奇妙で不可思議なかたちで私たちの前へ現れる作品群。それらは人の心の奥深い部分へ何かを投げかけてくる「使者」といえます。
本展はパリ(ポンピドゥーセンター)をはじめ、フィンランド、韓国を巡回した国際展です。日本では森美術館のギャラリー空間を生かしたスケールの大きな展示をお楽しみいただけます。展示は2005年の第51回ヴェネチア・ビエンナーレで金の獅子賞を受賞した《カジノ》をはじめ、代表作《つながったり分かれたり》などを含む約30数点の作品によって構成されます。
会場:森美術館
会期:2008年08月09日〜11月03日
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ブログ第四十七回:吉田翔個展『DISTANT PROMISE』のご案内。
SYOH YOSHIDA EXHIBITION Vol,05 - DISTANT PROMISE
Exhibition title : Syoh Yoshida Exhibition Vol,05 - DISTANT PROMISE
Location : Gallery by The Harbour Level 2, Ocean Center, Harbour City, Hong Kong
Period : Thursday October 29, 2008 - Sunday November 16, 2008
Admission : Free
Hours : 10:00 a.m. - 9:00 p.m.
Closed : No holidays
Organaized by : Harbour City Estates Limited
Supported by : Art Statemants Gallery, Imura Art Gallery
Harbour City Estates Limited_
3 - 27 Canton road, Tsim sha tsui, Koeloon, Hong Kong
Tell: 852-118-8666 (24 hours hotline)
(詳細はこちら でもご確認頂けます)
|2008-09-23 16:43:12| Tag: exhibition |
ブログ第四十六回:香港の個展まで、あと一ヶ月半。
こんにちは。
香港での個展「Distant Promise - 遠い約束 -」(08/10/29-11/16)まで、あと一ヶ月半。
新作も段々と仕上がってきました。
香港 は、9月下旬から12月上旬がベストシーズンで、気温も18°C〜28°Cと過ごしやすく、快晴の日が多い(らしいです)。日本からは、直行便で約4時間程で行けます。
香港は、世界中から年間1000万人を越える旅行者が訪れるいわれていて、世界的な観光地として有名ですが、名所旧跡は少なく、いわゆる観光のために訪れる魅力には乏しいそうです。ですが、中国料理(特に広東料理)は香港が最高峰といわれており、世界中の美食家が訪れ、また、港には
ヨーロッパの高級ブランドをはじめ世界中から商品が集まるところなので、食と買い物の魅力にあふれているそうです。
うーん、楽しみです。
|2008-09-13 11:57:42| Tag: other |
ブログ第四十五回:秋のブックレビュー(vol,03) /京都スーベニイル手帖。
©2004 Genqui Numata Printed in Japan.
こんにちは。
秋のブックレビュー3回目です。
今回ご紹介するのは、「京都スーベニイル手帖」(白夜書房 /2004年から2005年にかけてシリーズ2冊を発売)。
この「京都スーベニイル手帖」は、沼田元気(写真家、詩人、装丁家)が、「私たちがよく知っている京都をもっとよく知る為に! 」を合い言葉に京都の喫茶店や本屋さん、老舗の和菓子店や洋菓子店、銭湯、お茶屋さん、旅館などを独自の視点でピックアップ。
自身の写真とコラムで楽しく紹介しています。
地域密着型ガイドブックとでもいいましょうか、「山都げてものや」や「西岡はきもの店」、「トダヤ道具店」、「イワデ帽子」、「三月書房」、「長者湯」なごなど、一般のガイドブックには、まず載っていないであろうコアな京都が楽しめる本です。
この本を片手に京都市内を散策すれば、かなりの京都通になれます。
ちなみにブックカバーは、高級箔押しの和紙で出来ていて、さらには、付録で「花名詞コレクション」(舞子さん、芸子さんの名詞)や「老舗旅館ポストカード」、「舞子ペナント」(三角形の旗)や「京都・さくら井屋の千代紙コレクション」など色々とおみやげが付いているので、楽しさ100倍です。
「人は旅することによって夢を見る。と同じようにおみやげにおよっても夢を見る」(アンドレ・ヌマゲン著『超おみやげ主義宣言より』
それでは、次回のブックレビューもお楽しみに。
|2008-09-13 11:57:42| Tag: book |
ブログ第四十四回:秋のブックレビュー(vol,02) /MOD EAST。
©2004 COMOESTA YAEGASHI, ITO SHINICHI Printed in Japan.
こんにちは。
秋のブックレビューの2回目です。
今回ご紹介するのは、「MOD EAST」(モッド・イースト/2004年TOTO出版 )。
僕のもっている本の中でも、とくに好きな一冊です。
この「MOD EAST」は、プロデューサー・DJとして活躍するコモエスタ八重樫 と、写真家・伊藤愼一が数誌に渡って連載を続けたコラム「MOD EAST」
(『ELLE DECO 』アシェット婦人画報社刊・1995年12月号、
『AXIS 』連載・アクシス刊・1997年5、6月号VOL.67-1998年11、12月号VOL.76、
『LIVING DESIGN』連載・リビングデザインセンター刊・2001年5、6月号-2003年9、10月号)を書籍化したもの。
1960年代〜1970年代の日本のモダン建築をコモエスタ八重樫の素晴らしいコラムと伊藤愼一の写真で紹介しています。
建築が好き!レトロ・モダンが大好き!という方には、たまらない一冊だと思います。
現代建築にはない有機的で温かみのある昭和のモダン建築。本当に洗練されたデザインとは何かを考えさせてくれます。
東泉一郎と松下文子(higraph)によるブックデザインもモダンでかっこいいので、
ぜひチェックして見てください。
それでは、次回のブックレビューもお楽しみに。
|2008-09-07 08:54:19| Tag: book |
ブログ第四十三回:秋のブックレビュー(vol,01) /groovy book review。
©1999-2000 Blues Interactions, Inc. Printed in Japan. / Illustration by Miyuki Morimoto.
こんにちは。
秋といえば、「読書の秋」。
ということで、今回から数回に渡ってブックレビューをしたいと思います。
最初にご紹介するのは、「groovy book review」(グルーヴィー・ブック・リヴュー/ブルース・インターアクションズ
が1999年から2000年にかけてシリーズ3冊を発売)。
タイトル通りブックレビューの本です。少し古い本ですが、未だに重宝してます。
この本のコンセプトは「本のレア・グルーヴ」。
出版された当時の売れ行きのヨシアシに関わらず、現在読む、あるいは見ると有効なものを和書、洋書、書籍、雑誌を問わず、さらには入手可能かどうかも関係なく、とにかく無差別にドバーっと紹介しています。
紹介されている本の数が半端じゃない上、レヴューもしっかりと余談も交えながらおもしろおかしく書かれているので、いつ見ても新しい発見がある本です。(本の中では、様々な執筆者がBJ/ブック・ジョッキーとして登場します)
また、ブックレビュー以外にも様々な企画がされていて、とくに大好きなのが第一巻の常磐響の「本棚リミックス」と第二巻の山本ムーグの「ハウ・トゥ・ブック・ジョッキー講座」。
「本棚リミックス」は、純粋に感動した本を本棚に並べるのではなく、
常磐響によると「例えば、昔『逃走論』が流行ったとき、しばらくしたら学生街の古本屋の店先に100円くらいで
山ほど売られるようになった。20冊くらい買って、これまた店先に山積みの『告白ハンパしちゃってゴメン』と
交互に並べてみると、黄色・ピンク・黄色・ピンク・・・って、なんかいい感じ」(本項から一部抜粋)。
あろう事か本棚の見え方に重点を置いてに安売りの古本を買い漁っていくというトンデモ企画。
「ハウ・トゥ・ブック・ジョッキー講座」では、「サンプリング読み」や「ミックス読み」、
「ロング・ミックス読み」や「スクラッチ読み」などのBJプレイが実践も交えて紹介さています。
ちなみに「サンプリング読み」は、何かをデザインをするときにアイディア・ソースとしてヴィジュアル・ブックなどを見たりして、そのデザインをネタにすることを「サンプリング読み」というそうです(確かに)。
「ミックス読み」では、ミニマル・フォントの詩集とミニマル・アートの作品集を並べて読んでみたりします。これもまた、トンデモ企画です。
この「groovy book review」とにかく色々な本の楽しみ方を紹介してくれる本です。
デザインもかわいいので、ぜひチェックして見てください。
次回のブックレビューもお楽しみに。
|2008-09-01 00:00:00| Tag: book |